全ての災厄が収束した、白恋サクラグラムから少し後の物語――― 。 波乱の三学期と終わらない冬を辛うじて乗り越え、無事3年生となった瀬真颯太朗。 まるで、今までの彼の凶運が一気にひっくり返ったかのように、 春のクラス替えで、二大美少女と呼び声が高い白羽優理と久遠寺一葉と同じクラスになる。 しかも隣の席という、もはや学園モノの主人公のようだと、男子たちから囃し立てられるのだった。 さらには他のクラスの笠倉や須藤たちも遊びに来て、前以上に彼のクラスは賑わいを見せていた。 もう成陵学園に、以前のように忍び寄る不安の影はない。 その代わり、当時は慌ただしくて気付かなかった、 彼女たちの授業での姿や日々の問題に悩むアンニュイな貌。 生徒会長の優理とは勉強や将来について語り合い、 成稜の白百合の一葉とは共に肩を並べ風紀を取り締まる。 そして放課後になれば、恋人として親しく愛の絆を育み、淫靡に乳繰りあう。 そう、彼らにようやく訪れたのだった。普通の日常というものが―――。 注文方法の説明はこちら
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